発がんメカニズムから被曝について考えてみると…

遺伝子が傷つき、修復されず、そこから生まれたイレギュラーな細胞が、アポトーシスを起こさず、そのまま残り、しかも、免疫作用によっても排除されずに、生き残って、細胞分裂を繰り返し、約10年ほどたって、細胞の数が約10億個に達し、約1cm大になって、検査に引っ掛かる大きさになると、この段階で、はじめて早期のがんといわれる。

ポイントは、何が、遺伝子を傷つけたかだ!

遺伝子を傷つける要因の代表的なものが、喫煙によって、体内に取り込まれた発がん物質である。放射線は、がんを引き起こす要因の一つにすぎない。

そう考えると、放射線被曝によって、傷ついた遺伝子が、うまく修復されずに、そこから、上述したがんの発生メカニズムによって、がんと診断されるまでには、それなりに、時間がかかる。

ここから、福島第一原発の事故による放射線被曝の影響、すなわち発がんのリスクについて確定するためには、それなりの時間が必要ということは、想像がすぐに、つくであろう。

現在、福島第一原発の事故による予想された被曝の量から、人体的影響は、極めて低い―とされているが、しかし、それはあくまでも予想であって、はずれる可能性もあり、当然のことながら、10年、20年といった、検査・調査は、必要である。

<補足> 少量の被曝量ならば、遺伝子が傷つく割合は少なく、また修復もされやすい―といわれる。

 

 

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