ビッグイシューに毎回寄せられる雨宮処凛さんのコラム。今回は大阪ホームレス会議に参加したときの話し。ホームレスの方々に「路上に行ったきっかけ」を聞いたアンケートの答えに対する参加者の反応について。
1、擁護施設で育った人が派遣切りされ、友も頼れる家族もなく路上に行った。
2、ギャンブルにのめり込んで路上に行った。
この二つのケースをどう考えますか。
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ギャンブルで路上生活に陥ったことは自業自得と言う意見があります。この意見に雨宮氏は「ホームレスになった原因を問うこと自体に意味はない」といいます。
真面目に働いていながら失業してホームレスになった人と、ギャンブルやアルコールに溺れてホームレスになった人を「分けて」考えることは怖いことだといいます。
支援に値する人と値しない人、突き詰めると、活きるに値する人と値しない人というような、選別にもなっていくと言います。
雨宮氏は問いかけています。「あなたがホームレスになったときに、皆が納得するような理由を語ることが出来るだろうか」と。どんな状況になろうと、どんな人間だって生きられて、必要なときは支援が受けられる社会。雨宮氏の言う「支援」はその実践なのでしょう。
雨宮氏は私より年下ですが間違いなく私より器が大きい。私には人を「分ける」気持ちがまだまだ無くなりません。大きな気持ちで人を包みこむということが出来ない。だから後先考えずにやりたい放題生きてきて、年老いてどうにもならずに困っている人に、心から支援しなければという思いになれないのです。
よくよく考えれば、どんな生き方をしても経済活動に貢献していない人はいないのかもしれない。アルコールに溺れればアルコール業界や飲み屋に儲けをもたらすことになる。金は天下の回り物。だれがどこでお金を使っても、回りまわって私の生活にも関わっているのかも。
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