作家の小澤征良さんがインタビューで答えていた中に、面白い話がありました。
高校の時アメリカに留学してカルチャーショックを受けたそうです。肌の色、育った環境、考え方・・・、みんな全くちがう個人なのに、お互いの違いを認め合い、尊重しあってものすごく自由で刺激的だったと。
大学も付属の大学に進むより、色々見学して自分の求めるものが得られそうな所を探した結果、上智大学にきめたそうです。そこは想像以上に個性的で変わった人たちがたくさんいたそうです。
大学では様々なことを学んだそうですが、何よりも学んだことは「型にはまって物を見ない」と言うことだったそうです。今でも印象に残っている授業があるそうです。その文章をそのまま引用します。
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お父さんが息子を助手席に乗せて運転をしていました。しかし途中で事故に遭い息子は重態に。救急病院に運ばれ手術を受けることになりました。待っていると手術室から担当医師が出てきて「自分の息子は手術できない」と言ったのです。
この意味が分かりますか?小澤氏はまったくわからなかったそうです。父親が二人いるのか・・。でも答えはとても簡単。
担当医師は母親でした。医師は男という思い込みがあると分からなくなる話。小さな例ですが「型にはまって物を見ない」ということを強烈に印象付けられたと語っています。
いつも車で通勤している道も、歩いてみると全く違う世界が広がりました。道端の草花や家並みがくっきりと目に飛び込んできます。「こんなところにこんなお店があったのか」と驚いたことも。すぐ近くに別の世界が広がっているとは、こう言うことを言うのでしょうね。
ちなみに小澤征良さんの父親は、指揮者の小澤征爾氏です。